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暮らしのインタビュー

vol.2 料理研究家 村上祥子さん

空飛ぶ料理研究家 村上祥子さんのホームページはこちらです。

http://www.murakami-s.jp/index.htm

昨今の健康ブームで、一大ブレイクした食材と言えば「たまねぎ氷」。書店でもたくさんの本が出ています。その生みの親である村上祥子さんは福岡がご出身。食のプロというだけに、キッチンや食材の収納などをはじめ、暮らしまわりを知りたい!ということで、福岡市内の閑静な住宅街の中にある料理スタジオ兼、ご自宅に潜入してきました。

整理整頓が快適な家づくりの基本

ー 1フロアが料理スタジオ、もう1フロアが居住スペースで広々とした1軒家ですね。
<料理研究家 村上祥子さんより>夫の転勤でこれまで16回も引っ越しを繰り返して来たんですけど、今から25年前に、念願のキッチンスタジオと住居を一緒にしたこの家を手に入れました。当時は昔ながらの住宅街で見晴らしもよかったんですけど、最近は周りにマンションも増えましたね(笑)。ただ居住スペースといっても、3人の子どもは独立していますので、今は夫婦2人暮らし。居住スペースの半分は事務所として使用しているので、小さなキッチンと寝室の2部屋で十分。

家を建てるときは、基本のことにお金をかけるというスタンスでいましたので、当時から先のことを見越してバリアフリーにしました。今思うとよかったですね(笑)。ただ、これでなきゃいけないとかあまり難しく考えすぎないことも大事。家って楽しい空間だから、「壁の色をアイリッシュグリーンにしたい!」とか、思い描いていたことを現実にできるのがとっても嬉しかったです。
村上先生ご自宅のキッチンルーム
村上先生ご自宅のキッチンルーム
ー それにしても整理整頓が行き届いた図書館のような本棚は圧巻です。
<料理研究家 村上祥子さんより>昔から整理整頓は得意だったんですよ。私が料理研究家として仕事をする前、子育て中のときから、レシピの切り抜きだったり、ファッション雑誌に掲載している素敵なスカーフの結び方など、いいなと思ったらビッと破って菓子箱に入れて、あとでファイリングしていました。興味のあるものはピックアップして、後は潔く捨てる。思いきりのよさも肝心です。今は食材、栄養学、講演・開発など、項目ごとにファイリング。ファイル1冊が200枚、それが4,000冊並んでいて、約40万のレシピがここにあることになります!
村上先生の書棚
村上先生の書棚
ー キッチンまわりの収納ルールってありますか?
<料理研究家 村上祥子さんより>「持っているものを楽しもう」と常に思っていて。ものに執着しないんですよ、私。厳選して好きなものだけを大切にしています。なので、普段使いする食器もごくわずか。お茶碗とお椀、丼、お皿とコップが少しある程度。シンプルでしょ。豆皿は好きでちょこちょこ集めたりしますけどね。ただ「パックスタッフ」(保存用樹脂容器)は大量に持っています(笑)。キッチンは上にものを置かず、下のほうにトースターや食材を入れていますので、目線はすっきり、きれいに見えますね。
村上先生の収納術とお皿
冷蔵庫は1週間に1度そうじします。子育て中のときの買い物は毎週月曜日に1度だけと決めていたので、残っているものを全部出して、棚をふきんで拭いて、中身を戻す。それから買い物に行くので、冷蔵庫の中身を把握している分、ムダな買い物がないんです。経済的にも時間的にも節約につながるので、オススメですよ。また、料理を多めにつくったら「パックスタッフ」へ入れて基本は冷凍。ごはんは発芽玄米入りのごはんを150gずつ、そのほかカレー、ソース、たまねぎ氷、お煮しめや焼いたお魚なども冷凍しています。
村上先生の冷凍庫活用の収納術
村上先生の冷凍庫活用の収納術
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“普通”がいい暮らしを作っていく

ー 現在も福岡と東京でスタジオ活動をされるご多忙な村上さん。健康で楽しく暮らす秘訣とは?
<料理研究家 村上祥子さんより>健康は目的ではなく、手段。やりたいことを可能にするためには、食に対して贅沢であっていいと思っています。その贅沢って、出来たてのごはんを食べることや、日本で育てられたお野菜をいただくことだと思っています。3歳児からのお料理教室はそんな食育を伝えたいと思って行なっているんですよ。私も質素だけれども、毎日自然の恵みをいただいてますし、食べ方もいいと思うので、イキイキ生活しています。今も週の3日は東京のスタジオで撮影して、福岡と行ったり来たり。1日に3便飛ぶことだってあるんですよ。自分で“空飛ぶ料理研究家”って言っています(笑)。

今日一日が健全であればいい。それだけ思って生活しています。だからものに執着せずに、シンプルに暮らしていけるんだと思います。料理も整理整頓も段取りが大事ですが、すべてが思い通りに進むとは限らない。子どもが急に熱を出したり、けがをしたりすると、何もかも放り投げて駆けつける…。だから今やらなくてはならないことからする。難しく考えずに、シンプルに。少ないものでゆったりと心地よく豊かな気持ちで暮らす。普通がいいっていうことをこれからも発信していきたいと思っています。
村上先生のキッチンの棚に並ぶ小瓶
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